輸入住宅を建てる場合には内装もおしゃれにこだわりたいものです。しかし、家具や照明によっては内装とのミスマッチを感じてしまうこともあります。このような場合もポイントを抑えることで、おしゃれな内装の住宅にすることができます。オシャレな内装にするためのポイントを紹介していきます。
日本の家具量販店にあるインテリアは基本的に日本で普及している住宅に置くと予想して設計されています。輸入住宅で日本のインテリアを使うとどこか違和感のある雰囲気になってしまうことがあるのです。
事前に置きたいインテリアを考えておいて、内装と一緒にコーディネートを考えておきましょう。総合的に見た場合のバランスも決まりやすいので、内装とインテリアのデザインがちぐはぐになるのを避けやすくなります。
壁の床のつなぎ目部分につける巾木は意外と目立つ部分でもあるので、慎重に決めることが大切です。部屋全体の色合いと内装・インテリアとの相性が良いものを選ぶようにしましょう。
輸入住宅では内装の雰囲気に合った照明を使うことが重要です。照明次第で温かい雰囲気の演出から安っぽい雰囲気にまで変化してしまうことがあります。照明器具を置くことで内装は良くも悪くも大きな影響を受けます。しっかりとこだわって空間を演出できるように照明器具を厳選することで、より理想に近い住宅を建てることができます。高級感があるシックな雰囲気にしたい場合にはシャンデリア、洗練された雰囲気のモダンな住宅にしたい場合には照明もシンプルなデザインのものを選択するとうまく照明と内装がマッチします。空間に合った照明を選択することがおすすめです。
輸入住宅のクロスはバラエティ豊かなポイント。カラーはもちろんのこと、ストライプ、花柄、北欧風、アールデコ風など、豊富なバリエーションが揃っています。空間ごとにどんなクロスが似合うかを考えていけば、内装のオシャレ度を簡単にアップさせることができるでしょう。
輸入住宅では、キッチンも大切な内装のひとつとみなされているので、デザインにこだわりたいポイントです。天板をタイルにするか、ステンレスにするか、収納部分の扉はどんな素材にするかなど、アレンジできるポイントはたくさんあるので、自分だけのデザインのキッチンにしてみましょう。
ドアや収納の扉、巾木といったような建具も、おしゃれな内装を目指するための重要なポイントです。建具を選ぶ際に大切なのは、壁と一緒に考えることです。壁のデザインや素材と建具のデザインや素材が合っていないと、空間全体がちぐはぐな印象になってしまいます。また、巾木についてはそれほどメジャーな部分ではないものの、室内のイメージにアクセントを与えるため無視できないパーツです。特に家が完成したあとで目立つ部分でもあるので、ドアや柱に合わせたデザインにすることを心がけましょう。
大小のタイルも、輸入住宅の魅力をぐっと向上させてくれるパーツです。場所や設備によってタイルの大きさやデザインを変えると、空間にメリハリができるので活用しましょう。たとえば、キッチンのワークトップは清潔感を出すために大きめの白いタイルで、床は色違いのタイルを配置するなどの工夫をすると、内装の雰囲気が良くなります。
輸入住宅のインテリアやエクステリアに欠かせないのがロートアイアン。柔軟で加工しやすいロートアイアンはさまざまなデザインにすることができるので、住まいの随所に配置することができます。代表的なものは階段の手すりでしょう。緩やかな円を描きながら上に伸びていくロートアイアンの手すりは、インテリアとしての機能も果たしてくれます。また、フェンスやパネルなどエクステリアといったエクステリアとして活用することも可能です。ほかにも、プランターにして花を飾るといった使い方も可能です。
アーチは日本の住宅ではあまり採用されていないので、設置するだけで他の住宅との差別化を図れます。バリエーションも豊富で、ナチュラルテイストと合わせた可愛らしさ重視のデザインにしたり、アンティーク調で高級感を出したりと、さまざまな活用法があるので、センスの見せ所と言えるでしょう。
輸入住宅を建てる場合、憧れているデザインや間取りを取り入れられることが大きなメリットです。しかし、あまりにもデザインばかりを重視してしまうと家の住み心地が欠けてしまう場合があります。
輸入住宅で海外のデザインや生活様式を再現することも重要ですが、家族の人数やライフスタイルに合った住宅になる間取りを中心に考えるようにすることが重要です。
外国の生活スタイルに合わせすぎずに、日本のライフスタイルに合わせやすくなるように柔軟にコーディネートしていくことが大切です。時にはリラックスできる場所として畳のある部屋を取り入れてみるのもおすすめです。
海外での憧れの暮らし・デザインを上手に取り入れてアレンジしてみましょう。