極小地だけど輸入住宅が建てたい!という方に向けて、土地が極小地でも輸入住宅は建てることはできるのか、極小地で家を建てる場合の間取りや施工事例についてまとめています。
結論から言うと、狭い土地でも輸入住宅を建てることは可能です。ですが、非常に高い建築スキルを必要とし、暮らしやすい家にするためには間取りの工夫も必要になりますので、確かなクオリティを持つハウスメーカーに問い合わせてみましょう。
極小住宅での間取りで重要になるのが、収納スペースの確保です。
リビングや寝室などの居住スペースに余裕を持たせると、収納スペースを圧迫し、物が溢れることによって極小住宅がさらに狭く感じてしまいます。
階段下や床下などのデットスペースを有効活用することで収納スペースを確保することや、ソファ・ベッドなどの家具の下部に収納する方法がありますので、工夫して収納スペースを確保しましょう。
収納スペースを検討する際は、見せる収納も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
例えば、キッチンの食器や家電をディスプレイのように収納できるように建具を作ったり、テレビボードも周辺機器やDVDなどを飾れる収納スペースにしたりすることで、おしゃれに飾りながらも収納スペースを確保することができます。
極小地では、中二階やロフトを作るなど縦のスペースを有効活用することで、自由に使えるスペースが広がります。
その際、人の往来が多いリビングを2階に設けることで、生活動線が短くもなり一石二鳥です。
ちなみに、ロフトや中2階は1.4m以下で面積が延床面積の1/2までであれば、床面積に含まれません。
極小住宅で重要になるのが、収納のほかに生活動線を考えた間取りになります。
限られたスペースで生活の優先する事項を明確にしておくと、間取りを考えるのがぐっと楽になります。
例えば、水回りを隣接させたり、キッチンやランドリースペースを2階にあげたりするなど、無駄のない生活動線を考慮しながら間取りの案を練っていきます。
狭いからといって間取りや設備を我慢してしまうと、ただの暮らしにくい狭い家になってしまうので、工夫して間取りを検討するようにしましょう。
先述した水回りを隣接させることに関連しますが、回遊式の動線の導入もおすすめです。
家の中をぐるりと回れる回遊式の動線を導入することにより、生活動線が良くなるほか、プライバシーも保てる間取りになります。
極小住宅でネックとなるのが日当たりや近隣の住宅の視線です。
そこで、住宅に大開口やオープンリビングを採用することで光を取り入れることができたり、窓を高い位置に設置すれば日当たりを改善することができたりします。
住宅が角地であれば、隣接する家も少なくなりますので、日当たりや風通しが確保しやすくなります。
画像引用元:ロビンスジャパン公式サイト(https://arch-p.com/works/3689/)
パノラマデザインの塔屋を配置し、変形の極小三角地を活かした輸入住宅です。ロフト収納を活用し、収納スペースも確保した実用的な住宅になっています。
画像引用元:カナダプレイス公式サイト(https://www.canada-place.co.jp/lineup/2018/03/23895/)
極小地でも輸入住宅の個性を活かした家づくりができます。都市型3階建て木造建築で、エレベーターも設置可能です。
画像引用元:進和建工(インターデコハウス広島)公式サイト(https://idh-hiroshima.jp/gallery/4327/)
東西の2面は大きな開口が取れないことから、北側にリビング、南側にダイニングをレイアウトし、部屋の中央にL字型の対面キッチンを設置することで、家族の気配が感じられるセンターキッチンになりました。