輸入住宅にはベランダの種類がいくつかあり、違いや特徴を知ることでマイホーム作りに役立ちます。本記事では、ベランダの種類と特徴、設ける際の注意点などについて解説します。
テラスとは、建物の外側に設置された広い平面の空間のことを指します。一般的に屋外のリビングスペースとして利用されます。タイル張りやウッドデッキなどで作られることが多く、自然の中にいる感覚が味わえるのも特徴です。
ルーフバルコニーとは、階下の屋根部分をバルコニーとして活用するスペースのことです。バルコニーが建物から突き出したスペースであることに対し、ルーフバルコニーは屋根部分を使用しているため、広いスペースと開放感が特徴です。
ベランダとは、屋外に突き出した屋根があるスペースのことを指します。ベランダとバルコニーは、屋根の有無と設置する階数に違いがあります。
ベランダは屋外に突き出す部分に屋根があれば、1階だとしてもベランダと呼びます。一方で、バルコニーは2階以上、屋根がない部分のことを指します。
ポーチリビングとは、屋外と屋内の中間にあり、リビングやキッチンと繋がっているスペースのことです。北米住宅に採用されているスタイルで、屋根があるためリビングスペースやダイニングスペースとして活用することができます。
ウッドデッキとは、木材を使用したテラスのことをいいます。屋外でくつろぎたいときや、自然と触れ合いたいときに利用するスペースです。また、広い庭やバルコニーがない場合でも小さなスペースで設置することができ、手軽に屋外で過ごすことができる点も魅力の一つです。
輸入住宅の大きな特徴は、デザイン性に優れていることです。国産住宅にはないスタイルが輸入住宅の魅力であるため、外観のデザインを崩さないようにベランダを選ぶことが大切です。
ベランダは洗濯物を干すスペースだけでなく、カフェテラスやガーデニング、ベランピングなどでも活用できます。そのため、用途を想定して設置スペースを確保することが重要です。
輸入住宅の場合、ベランダの設置があらかじめ想定されている場合もありますが、設計図面や建築基準法などを確認し、適切な設置スペースが確保できるか事前に確認しましょう。
ベランダの素材は木材、スチール、アルミニウムなどがあります。輸入住宅に合わせた素材の選定が大切です。また、素材によってはメンテナンスが必要になる場合があるため、その点も考慮して選定すると良いでしょう。
ベランダには必要に応じて手すりや床材、日除けなどを設置します。これらの付属品がセットで含まれる場合と、自身で選定する場合があります。
ベランダは屋外に設置されるため、外気や雨風によって劣化が進みやすいです。そのため、定期的な管理・メンテナンスが必要です。メンテナンスは洗浄や塗装、防水加工などがあり、ベランダに設置した付属品の点検や補修も必要となる場合があります。