輸入住宅のスタイルと事例をチェックしたい方のためのカテゴリーです。
ひとくちに輸入住宅といっても、その輸入元によって住まいのデザインは表情を変えます。
ここでは、スペインやフランス南部・イタリアなど地中海に面した地域の「南欧風」、フィンランドやスウェーデンなど厳寒エリアの「北欧風」、アメリカ・カナダなどの「北米風」、そしてイギリスの「英国風」、4つのスタイルを紹介したいと思います。
実際の施工事例も写真とともに紹介してあるので、イメージ固めの参考にしてみて下さい。
例えば「アーリーアメリカンの家にずっと憧れていたから、100%再現して住みたい」と思う人も多いかもしれません。でも、実際に私たちが住む日本は、現地とは気候や風土が異なるので、日本でも住みやすいように多少のアレンジを加えることも大切です。
例えば、梅雨や台風の時期には湿度が高くなるので、断熱性の高い輸入住宅の場合、換気システムが整っていないとカビなどの発生リスクが高まります。
湿気対策として、24時間換気システムをつける、床下に防湿フィルムを敷くなどの工夫が理想です。シロアリ対策用に、使用する木材に防腐・防蟻処理を施すことも大切です。
また、現地の建築様式を踏襲したいがために、ベランダのない設計にしたところ、布団や洗濯物を干すスペースがなくて困ったという話もよく聞きます。
小さなお子さんのいる家庭などでは、畳敷きの和室があると、使い勝手がよさそうですね。
毎日の暮らしやすさ、長く住み続けることを念頭において、輸入住宅の施工方法や間取りをアレンジすることも、忘れないで下さいね。
地中海のリゾート地にある住宅をイメージしてデザインされた住宅です。プロヴァンス風やスパニッシュ風など、エリアごとに呼ぶことも。カラフルな瓦やレンガ・石造り、木製のドアなどの特徴があり、色合いなどで個性が出せるでしょう。
北欧風の家を建てる国は、フィンランド、スウェーデン、デンマークです。寒暖差が激しいエリアのため、断熱性や気密性に強みを持った家がたくさんあります。大きな窓、インテリアは無垢材、白壁と白い床のシンプルな組み合わせも特徴的です。
輸入住宅の代表的なスタイルといえば北米風ですが、実は北米式も様々な国の文化が入っています。
ドーマーと呼ばれる小さな屋根付き窓が有名ですが、北米式住宅の多くがツーバイフォーなので、高気密・高断熱が期待できます。
英国風住宅の外観は、レンガ張りで重厚感にあふれているのが特徴です。詳細ページでは英国風の家を建てた実際の例について紹介していきます。